今年で7回目を迎え、すっかり年末の風物詩として定着した「富士山女子駅伝」のプレイベント「チームQランニングクリニック」が、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さんを講師に迎え、11月4日(月・祝)に富士総合運動公園陸上競技場で開催されました。
当日は、残念ながら富士山は雲に隠れてしまいましたが、好天に恵まれ、富士市内の中学校陸上競技部に所属する89人の生徒が参加しました。開会式では、小長井義正富士市長と高橋さんの挨拶のあと、「2019富士山女子駅伝」開催までのカウントダウンボードの除幕を行い、高橋さんがボードに「夢は叶う」とサインしました。このカウントダウンボードは、富士市役所2階ホールに設置されています。
クリニックは、たっぷり2時間30分、高橋さんとトレーナーの西村孔さんの指導のもと行われました。「富士山女子駅伝」のスタートした2013年から始まった髙橋さんの指導は、基本の大事さ、続けることの大事さを丁寧に伝えてくれます。細かな筋肉まで全身をほぐすストレッチ、長く走るための運動神経を高めるトレーニングを1時間かけてしっかりと紹介、実践をしてくれました。
後半は、走りを主体としたトレーニング。「腰の位置」・「目線」・「腕振り」の3点の重要さを伝え、中学生は実際に髙橋さんからひとつひとつ助言を受けながら、理想的なフォームを確認していました。また、400mのトラックを自分の決めたタイムで回れるかなどゲーム感覚の走りも体験し、生徒の笑い声も響いていました。
クリニックの最後には、「夢を持って取り組めば、必ず夢は叶う」と高橋さんは力強く中学生にメッセージを送っていました。
「富士山女子駅伝」についても、「日本一を競う大学生トップランナーの走りが身近で見ることができるのはすごいこと」と、大会への期待を語ってくれました。
フジテレビ系(テレビ静岡)全国放送
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