
すっかり年末の風物詩として定着した「富士山女子駅伝」のプレイベント「チームQランニングクリニック」が、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト・高橋尚子さんと数多くのアスリートをサポートされてきたトレーナーの西村孔(こう)さんを講師に迎え、10月13日(月・祝)に富士総合運動公園陸上競技場で開催されました。

開会式では、小長井義正富士市長と高橋尚子さんの挨拶のあと、開催まで78日に迫った「2025富士山女子駅伝」のカウントダウンボードの除幕を行い、参加した市内の小中学生51人と会場の皆様も一緒に祝福してくれ、高橋さんがボードに「夢は叶う!」とサインしてくれました。(このカウントダウンボードは、富士市役所2階ロビーに設置されています)


クリニックは、高橋さんと西村さんの指導の下、たっぷり2時間30分行われました。「富士山女子駅伝」のスタートした2013年から始まった高橋さんの指導は、基本の大切さ、小さなことを毎日続け、継続することが自信につながることを丁寧に伝えてくれました。
高橋さんは、ストレッチについては「試合の前に静的ストレッチをするとパフォーマンスが下がる」とし、動きながら体を動かす動的ストレッチを実践。「準備運動には寝ている体を起こしてケガを減らす役目がある。可動域が広がり、パフォーマンスもアップできる」と大切さを伝えました。
じゃんけんなどのゲームを取り入れ、瞬時に判断して動く練習やバランスを取る運動に挑戦しました。複雑な動きに、はじめはうまくいかなかった選手たちも回を重ねることで思い通りの動きに近づき動きの楽しさを感じていました。


後半は、走りを主体としたトレーニング。
ランニングフォームについては、「目線」・「腕振り」・「腰の高さ」の3点の重要性を伝え、「体を前のめりにして自然に脚が出るようにすれば腿の大きな筋を使えるので効率的に走れる」「腕を振ると自然に脚が動く。とくに前半は腕を振って脚を保存してほしい」「腰を高く保てば歩幅を広く取れる」などと説明してくれました。


質問コーナーでは、「なぜQちゃんと呼ばれているのですか」「陸上競技で楽しいと感じるときはどんな時ですか」「ストライドを伸ばすにはどうしたらよいか」といった質問が飛び、高橋さんと西村さんが丁寧に答えていました。


ランニングクリニックを通して、高橋さんが強調されたのは毎日の積み重ねでした。ご自身が学生時代に全体練習が終わった後に100m走を3本、追加で走っていたことや、鏡を見ながら腕振りを毎日行っていたことなどを例に挙げて話をされていました。
最後に、「この参加者の中から富士山女子駅伝や箱根駅伝出場を目標にしたり、日本を代表する選手になるなど一人一人が夢や具体的な目標を持ってほしい。「夢を持って取り組めば、必ず夢は叶う」と高橋さんは力強く中学生にメッセージを送っていました。「富士山女子駅伝」についても、「日本一を競う大学生トップランナーの走りが身近で見ることができるのはすごいこと」と、大会への期待を語ってくれました。



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